生命保険の豆知識(Vol.5)

2010年8月27日
生命保険の豆知識(Vol.5)

福利厚生プランの養老保険について

 法人が普遍的加入を条件に掛金の1/2を福利厚生費として損金計上が可能な養老保険であるが、否認事例もあるため再度基本を押さえておきたい。 

 「ハーフタックスプラン」のメリットは、1/2の損金計上以外に、法人が保険料支払困難な場合に、洗い替え(資産計上)なしに払済保険へ変更できる点にある。 
 
 20年以上前よりオーソドックスな節税保険として税法変更も無く多くの法人に契約されてきた。この「ハーフタックスプラン」は全従業員が平等に福利厚生のメリットを受けられるように、基本的には保険金額は同額とされている。しかし会社によっては、保険金を役員1億円、従業員500万円というように大きな格差が設けられ契約されている会社もある。合理的な基準により格差がある場合は認められているケースもあるが、否認のケース(給料・報酬扱い)も少なくない。せいぜい役員の保険金額は従業員の保険金額の10倍程度ではないかと思われるが・・・ 
      
 あと、退職者のメンテナンスをしていなかった事例では、それまでの損金部分を否認され資産計上することとなったケースもあり、その都度の脱退・新規加入のメンテナンスは必ず必要となる。

 以前、予定利率がよかった時代に加入していた養老保険は10年でほぼ全年齢の単純返戻率が100%を越えていたが、現在の商品では90%後半しかいかないため、以前に比べ税務上のメリットは薄れてきたといえる。
                                        以  上